2002年生まれの日常

東京在住高校三年生 記事と日記がメインです!

デジタル社会での人間の在り方 1

2021年3月16日

 

今回の記事は3回ほどに分けて投稿します。

 

 

学生のスマホのスクリーンタイムは平均7時間だそうだ。このスマホを使用している時間からスマホを真に使うべき時間{部活の連絡や、大学の掲示板を見るなど}を引くと何時間残るだろうか。人それぞれだろうが、元の7時間からかなり減ったに違いない。その中には睡眠時間を削っている人もいるだろう。

 

そしてスマホを自分から遠ざけようと試みた人もいるはずだ。しかし大半が失敗した。スマホが私達をスクリーンから逃さないメカニズムはこうだ。

 

私達の脳は、常に新しい情報を求めている。脳は情報を得た報酬としてドーパミンを増やす。進化の過程から人間は新しい情報を探そうとする本能を得てしまった。なぜなら情報をたくさん得ることで生存確率が上がるからだ。

 

しかしこのシステムは現代社会では危険なのだ。ドーパミンの最重要課題が人間に行動する動機を与えることだからだ。新しい通知が来るとどういった内容か確認したくなり、その過程で新たな記事、サイトなどに目を通し必要かどうかすらわからない情報を新たに得る。

私達の脳は、知らない間にスマホにハッキングされてしまったのではないだろうか。